気づく



"何を怒っているのかわからない"


君はよくそういったよね

僕が怒るたびに 腹を立てるたびに

君は本当に困った顔をして僕をなだめてくれたよね

その君の優しさにまた腹をたてて怒鳴ってしまった僕

その怒鳴り声を静かに受け止めていた君


君は少し鈍かった


僕が怒ってる理由の大半は理解していなかった



でも君は僕に怒ったことはなかった

僕は君の怒鳴り声も癇癪まじりの声も聞いたことがなかった


僕は自分の思いばかりを伝えようとして
君の思いなんて考えようともしなかった


あの時気づいておきべきだった

君がいつも優しかったこと


君がいつも僕をまっすぐみていてくれたこと

少しくらい鈍くたって

それ以上の優しさを与えてくれていた


僕はそんな君に甘えわがままを言っていたに過ぎなかったんだ


でも

僕は君のそばにはもう居ない


今更気づいても遅いんだ


今でも残る後悔という言葉


今でも残る君の優しい眼差し


全ては過去


もう後戻りもできないし


元に戻すこともできない


もっと早く気づけていたら......



  
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